盛岡
木造釈迦三尊坐像両脇侍像修理事業

岩手県 北上市

如意輪寺の創建は寛永17(1640)年とされ、岩手三十三観音霊場 第2番札所である。稲瀬町国見山一帯は、平安時代中期に山岳寺院「国見山極楽寺」があり、伝承によるとその寺院の規模は、700を超える堂塔や36の僧坊を持っていたといわれている。

御本尊は、岩手県指定文化財の「木造釈迦三尊坐像」と、北上市指定文化財の「木造如意輪観音坐像」であり、「木造釈迦三尊坐像」は鎌倉前期の慶派仏師の作と伝わる三尊一具作で、岩手県南への質の高い仏教文化の定着を物語る貴重な資料である。

今回の支援では、木造普賢菩薩像の修理を行う。

木造釈迦三尊坐像両脇侍像修理事業
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